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がくせーい!ちゅーもーく!

2011年10月19日

なんだー! と拳を振り上げた方、早稲田のOB・OGですね。
香川県に在住でらっしゃる? あら、それは素敵。
どうぞ高松稲門会に入会ください。

え? 高松じゃなくて丸亀だったり観音寺だったり小豆島にお住まい?
全然気にしません。だいじょうぶ。どうぞお越しください。

おい、短期集中連載どうした?といってくださる少数派のみなさま、ありがとうございます。
ゼークトの組織論の3回目はリーダーに適する人材のお話をさせていただく予定です。

その原稿作成を前に、昨日私がお世話係をさせていただいた高松稲門会の10月例会がありまして、
香川の金融関係各位さまが出席者リストを見たら気管に異物が入りそうな重鎮の諸先輩方とご一緒し、
あながち3回目のお話も的を外していないかもしれないと心を強くした次第でございます。

中休みでそんなお話を。

稲門会の活動は原則として毎月例会を開催します。
企画・準備・当日の進行等お世話係は若手主体、各月のお当番が年初に決まります。
各月担当者は開催日2ヶ月前に告知を行い、会員みなさまにご案内をかけます。

今回少々手違いがあって、10月例会の企画開始が例会当日の1ヶ月前となってしまい
多少無理が効いて、失敗して怒られても気にしないよなヤツにやらせよ、ということかどうかは謎ですが、
お世話係のご指名をいただいた私と後輩の「有能な働き者」Hちゃんとで
突貫企画・幹事をすることになりました。

時間の問題でイベント的企画は無理、だったら美味しいもの食べる会にしようと決定したものの、
お料理未定のままご案内発送という崖っぷちの見切り発車。

諸先輩方からされたら、案内は間際だし、どんなメニューかもわからないし
オマエらナニやってんだ!と怒られてもいたしかたない状態ですのに、
文句もお小言もなく、重鎮のみなさまをはじめ多数のお運びをいただきました。

いつもお世話になっている地元一流ホテルのみなさまに平身低頭、無茶を聞いていただき、
総料理長には、メニュー決定のために本当にワガママを聞いていただき
今回のメインは北海道のイノシシ。秋のジビエ。
総料理長お手自ら仕込んでいただいたという感涙もののメニュー。

しかし、ご案内情報の不足が響き、受付では、
2年前、私が同様の企画として「マツタケを食べよう会」を開催したことを覚えてらしたみなさまから
「今日もマツタケでしょ?」「え、ちがうの?」「マツタケだと思ってきたのに」とみなさま半笑い。

今日は土下座かなー、と遠くを見つめつつ、司会のマイクの前にたち、
M会長に開会のご挨拶をお願いしましたところ、
「今日のお料理は、マツタケを食べて育ったイノシシのようですね。
間接的にマツタケもいただけて二倍お得! みんなで楽しんでいただきましょう」

そしてすばらしいお料理が運ばれてくると、コスト度外視の内容であることを見抜かれ、
私を近くにお呼びになり、
「今回はホテルに無理してもらったんだろう?
総料理長に私からご挨拶をしよう。なんなら私が裏まで行くから」

なんという見識とご配慮。

他のみなさまも負けてはいません。
今日は特別な演し物やイベントがないことをみなさまにアナウンスすると
ほぼ全員が「今日は我々お客様じゃなくてキャストね」と
ご着席のテーブルで楽しい会話に花を咲かせたり、
ボトルや瓶を片手にテーブルを回ったり、
中締めの時間配分などにも気を配って自発的に自然に盛り上げてくださったのです。

イベントに慣れているといえばそれまでのお話です。
(宣伝がてら申し上げると、高松稲門会に入って幹事をしてればイヤでも場慣れできますので
意識の高い若者・後輩諸氏、ぜひ来てね♪)

しかし、場の雰囲気を壊さず、ユーモアたっぷりの上品なたたずまい、
準備した内外のスタッフに配慮され、きちんと感謝の言葉を発せられる、この品格。

ご参加のみなさまの中に、身を削るような実働をされた方はいません。
ただ、場を見抜き、耳に入った些細な情報を拾い上げ、適切と思われた行動をとられただけです。

でも、私も、一緒に準備してくれたHちゃんも、
またこの方たちに喜んでいただけるような運営をしたいと心から思いました。

これがリーダーの姿でなくてなんなのだ!と。

では、このリーダーはゼークトで言うならどのタイプなのか。
次号、短期集中連載最終号!


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