資産運用の考え方
銀行預金の金利が低い昨今、株式や債券、外貨預金などの運用方法があることは知っているけれど、なんとなく心配、という方は多いでしょう。
おや? FPの友子さんと、お友だちの一郎さんが資産運用についてお話されていますよ。ちょっと聞き耳をたててみましょう・・
運用、しなきゃダメ?
一郎「昨日、職場の先輩から、『お前、株も債券もやってないのか! いいのか、それで』って言われちゃったよ。やらなきゃいけないものかな?」
友子「そんなことはないわ。お金の運用は人それぞれよ」
一郎「そうだけど、やっぱり僕は何もしなさすぎかなあ。銀行の普通預金におきっぱなしだ。リスクはないけどうま味もないね」
友子「そうね。運用の基本は、リスクとリターンは等価交換という考え方なの。高いリターンを望むのであれば、リスクは多く受入れなければならないし、リスクを受入れないのであればリターンは低くなるわね」
一郎「リスクがなくて、リターンだけドカンと大きいものってないの?」
友子「気持ちはわかるけど、ありません(笑)。目安として、銀行の定期預金よりも格段に高いリターンを提示される商品には、何らかのリスクがあると思っておいたほうがいいわよ」
一郎「なんだか大変そうだなあ。僕は銀行の普通預金でいいかな・・」
友子「銀行の預金だってリスクはあるのよ。リスクのない金融商品なんてないの」
一郎「そうなの?!」