HOME › コラム › 税務関連コラム › 税務関連コラム2016年 › 贈与税の配偶者控除について

贈与税の配偶者控除について

贈与税の配偶者控除とは

 贈与税の配偶者控除とは、婚姻期間20年以上の夫婦間で居住用不動産 (居住用不動産を取得するための金銭含む) の贈与をした場合、贈与税の基礎控除110万円に加えて認められた控除額です。
その控除限度額は 2000万円 です。

つまり、2110万円までは 自宅持分等を配偶者に贈与しても "贈与税はかかりません" 。

◎ 贈与税の配偶者控除の要件
・ 婚姻期間 20年以上の配偶者からの贈与であること
・ 贈与による取得財産は国内にある居住用の土地(地上権・借地権を含む)居住用家屋、または
    これらを取得するための金銭であること
・ 贈与を受けた翌年3月15日までに受贈者は居住し、その後も引き続き居住する予定であること
・ 贈与税を申告すること

 婚姻期間20年以上とは、婚姻届出から贈与の日までの期間で判定します。
また、同一配偶者からは 一生に一度しか 適用を受けることができません。

贈与税の配偶者控除の対象となる居住用不動産には 建物 (居住用家屋) と土地 (居住用家屋の敷地) がありますが、

◇ 建物 + 土地 の 贈与
◇ 建物のみ の 贈与
◇ 土地のみ の 贈与

これらのどのケースでも 適用できます。

次に、贈与税の配偶者控除のメリットについて見ていきましょう。


タグ:相続

このページの先頭へ